みなさんこんにちは。メキシコペソと南アフリカランドにトラップをしかけて9週目になりました。トラップ設定後1か月ほど動きがなかった2億り夫婦の高金利スワップ投資ですが、運用開始7週目にCOVID-19によるコロナショックが始まると、メキシコペソ・南アフリカランドともに4層目の深層まで深くトラップが作動しました。
このような大きな下落時にトラップにかかるということは、今の時点で十分に低い値でトラップが仕掛けられていることを示すものだと思います。
年間205万円のスワップポイントがつき、年間利回りは25.6%になる見込みです*。
今週1週間のメキシコペソと南アフリカランド
*上記のように先週末に書いたところでしたが、今週、コロナショックの影響で証券会社各社はメキシコペソ・南アフリカランドのスワップポイントを軒並み下げました。数値はそれ以前のスワップポイントに基づいて計算しています。せっかく計算したのに。
南アフリカランドをめぐる動き
現在の政策金利は6.25%です。先週、といってもNY市場が引けてからの動きですが、格付け会社ムーディーズが南アフリカのソブリン信用格付けを「Baa3」からジャンク級の「Ba1」に引き下げました。見通しは「ネガティブ」で、さらに格下げとなる可能性が示唆されました。
これを踏まえて、現時点での利回りを計算し直し、今後の方針を考えました。一言でまとめれば、2億り夫婦はそんなことにはめげずに両通貨への投資を継続します。夢は2042年に1億円到達笑。
メキシコペソ:年間スワップ69万円見込み
先週計算したばかりですが、計算し直しました。めげません。
1層目:5.52-5.70、2万通貨ずつ10個 ←すべて保有
2層目:5.22-5.50、4万通貨ずつ15個 ←すべて保有
3層目:4.72-5.20、6万通貨ずつ25個 ←すべて保有
4層目:4.52-4.70、8万通貨ずつ10個 ←4.44/4.50/4.62/4.70の4個保有
【平均レート = 5.052】

ヒロセ通商LION FXではスワップとポジション集計が同じページに出ないので2つ切り貼りしています。

メキシコペソの4層トラップの概念図です。
(A) 1層目はまずまず引っかかりやすいけど、比較的高値なので少量だけ保有する。
(B) 2層目は引っかかればまずまずのポジションなので少し重めに持ちます(4万通貨単位)。
(C) 3層目〜4層目はおそらくしばらく引っかからないだろうが、引っかかればかなり有利なポジションなので、比重を上げて(6〜8万通貨単位)長期保有に持ち込む。
(D) 下層に行くほど保有単位数を多くしているのは、ポジションの平均値を下げるため。例えば4.52円まで全てのポジションを保有したときの平均値は4.945円(合計310万通貨単位、1454.4万円分)。全て均等に保有した場合の平均値は5.110円。
(E) スワップが溜まって証拠金が増えてきたら、リバレッジ3倍前後の維持を目安にポジションを積み立てていく。
コロナショック中に手動でポジションを追加して、建て玉合計は262万通貨、平均レートは5.052になりました(計1,324万円分)。
今週【セントラル短資FX】FXダイレクトプラスのスワップポイントが8円に引き下げられたので、これが続くと仮定すると、
2億り夫婦は400万円でメキシコペソ投資をしていますので、年換算の利回りは17.4%になります。このスワップポイントがずっと続くわけではないと期待しますし、現状が続いても17.4%ならかなりいいです。というわけで、メキシコペソ投資は続行します。
あまりにセントラル短資のスワップポイントが条件のいい他社より低い状態が続くようであれば他社の口座を考えることにしますが、当面はこのままいきます。
今後のメキシコペソスワップ投資の積み立て方針
予想よりはるかに早く・深くポジションをとることができたので、次のステップを計画しています。複利で運用していくのが最重要ポイントですので、基本的には積み立てていく方針です。

年利17.4%、税率20%で計算しています。
グラフからお判り頂けるように、うまく複利で運用すると、2045年に1億円(25倍)、2054年に3億円(75倍)を越えます笑。単利では2045年に1,792万円にしかなりませんから、その差は歴然ですね。
積み立ての際に、長期的にポジションの平均レートがあまり上がらないよう、当面は下記のルールに従って機械的に毎月積み立てていきます。
ポジション平均に対する積み立て時のレート | 購入リバレッジ |
150%以上のとき | 買わない |
120%以上150%未満のとき | 1.2倍 |
110%以上120%未満のとき | 1.5倍 |
100%以上110%未満のとき | 2.0倍 |
90%以上100%未満のとき | 2.5倍 |
90%未満のとき | 3.0倍 |
例えば、現在1ヶ月の獲得スワップポイントの見込みは57,120円、ポジションの平均レートは5.052ですから、仮に2020年3月末のレートが4.4なら、平均レートの90%未満になります。なので、3倍リバレッジで買い増しします。
57,120 x 3 ÷ 4.4 = 38,950 なので、39,000通貨を購入します。
この方法だと現在の3.3倍より確実にリバレッジが下がっていきますが、次の暴落時に資金を追加してある程度まとめて買い増すことで、3.3倍程度の維持を目安に運用を続けていきたいと思います。
南アフリカランドでも同様の運用をすれば、20−30年後にはどちらかは生き残っていてくれるのではないかと期待しています。高金利がいつまで続くかにかかっています。
南アフリカランド:年間スワップ53万円見込み
1層目:7.03-7.39、2万通貨ずつ10個 ←すべて保有
2層目:6.73-7.00、4万通貨ずつ10個 ←すべて保有
3層目:6.43-6.70、6万通貨ずつ10個 ←すべて保有
4層目:6.13-6.40、8万通貨ずつ10個 ←6.22-6.40の7個保有
【平均レート = 6.643】
コンセプトはメキシコペソと同様です。
建て玉合計は182万通貨、平均レートは6.643、合計1,209万円分です。
今週ヒロセ通商【LION FX】のスワップポイントが15円から8円に引き下げられました。これが続くとすれば、
ムーディーズのソブリン信用格付け引き下げを受けて
上記のように、今週末マーケットがクローズになった後に、格付け会社ムーディーズが南アフリカのソブリン信用格付けを「Baa3」からジャンク級の「Ba1」に引き下げました。
いろいろなことが予想(うわさ)されていたので情報を簡単にまとめると、
ここからどう考えるかですが、もちろん2億り夫婦はアナリストでも何でもないので予想なんてできません。とにかく素人に考えられることは下記のような点でしょうか。
●もともとジャンク級になると予想されていたことだし、南アフリカランドに対する影響は限定的
●発表が延期されなかったのは、ムーディーズも影響が限定的、あるいはコロナウィルス自体の影響の方が格付け引き下げの影響よりもずっと大きいと考えている?
●マーケットは格付け引き下げを織り込み済み
●こんな時期に格付け引き下げされるとコロナウィルスとダブルパンチで南アフリカはボロボロになるのでは?
●今週の引けにかけてジリジリ下げていたのも、みんな下落を予想していたからでは?
それでは週明けどうするか?
予想なんて当たらないので、下落した時としなかった時に分けて予定を立てています。
まず、下落しなかった場合はそのまま様子見です。どちらかというとこちらのケースの方かなと思います。もっと下落すると思うなら週末にショートを持ったと思いますが、していません。
もし下落した場合は、6.0円を切る良い買い場になると思うので、様子をみながら買い足そうと思います。そのため、2億り夫婦は100万円を追加入金して待ち構えております笑。
あまりないと思いますが、暴落したときに、どのくらいまで持ちこたえられて、どのくらいなら買い足せるのかを考えておくことにしました。
楽観的なのはいいですが、それでヘラヘラしていてロスカットされてしまっては元も子もありません。とはいえ、もともと高金利通貨投資はハイリスクですから、何が起きても仕方ないという諦めは大事です。
現状だと必要証拠金が546,000円なので、買い増ししなければ4.16でロスカットになります。現在の建て玉の平均レートが6.643なので、下記の表で各レートにまで下落したときにどのくらいの評価損益が出て有効証拠金がどうなるかを計算してみました。
4.16までのの暴落はまぁないと思いますので、5円台になるようなら追加した100万円を2.4倍程度のリバレッジで運用して40万通貨程度買い増ししてもいいかなと思っています。あとは2億り夫の下手くそな裁量トレードスキルにかかっています笑。備忘録のようになってしまいすみません…。
レート | 評価損益 | 有効証拠金 |
6.643 | 0 | 5,058,956 |
6.120 | -951,860 | 4,107,096 |
6.000 | -1,170,260 | 3,888,696 |
5.500 | -2,080,260 | 2,978,696 |
5.000 | -2,990,260 | 2,068,696 |
4.500 | -3,900,260 | 1,158,696 |
4.163 | -4,512,956 | 546,000 |
今後の南アフリカランドのスワップ投資の方針
格付けの話からは離れて、もう少し長期的な方針です。メキシコペソと同様に毎月機械的な積み立てによって複利で運用します。南アフリカランドの方が今のところ下落リスクがより高いと考えていますので、メキシコペソより少しリバレッジを低めに設定します。
ポジション平均に対する積み立て時のレート | 購入リバレッジ |
150%以上のとき | 買わない |
120%以上150%未満のとき | 1.2倍 |
110%以上120%未満のとき | 1.5倍 |
100%以上110%未満のとき | 1.8倍 |
90%以上100%未満のとき | 2.4倍 |
90%未満のとき | 3.0倍 |
高金利スワップ投資:年間利回りは15.3%見込み
メキシコペソと南アフリカランドのスワップポイントを合わせると、
のスワップが入ることになります。すでにスワップはたまり始めています。
保有通貨 | 平均レート | 評価損益 | スワップ損益 | 合計損益 | |
ペソ | 2,620,000 | 5.052 | -1,200,460 | +55,006 | -1,145,454 |
ランド | 1,820,000 | 6.643 | -986,060 | +58,956 | -927,104 |
現在メキシコペソ・南アフリカランドともに400万円ずつ、合計800万円で運用していますから、2通貨ペアまとめた1年の利回りは15.3%になる見込みです。

メキシコペソ: 1,324/400 = 3.31倍
南アフリカランド:1,209/400 = 3.02倍
おすすめの証券会社は?
スワップを稼ぐのが目的ですから、証券会社選びは大切です。メキシコペソスワップ投資をする上で、常に条件が上位の証券会社各社のスワップ・スプレッドを表にしています。
コロナショックの影響で、証券会社によってスワップポイントが変動したりしなかったりですが、右往左往せずに長期的に安定して業界上位の条件を提供してくれる口座を選んでおくことをおすすめします。
南アフリカランドについても同様に、条件が安定して良い証券会社をご紹介します。
コメント