2億り夫婦のトライオートETFナスダック100トリプル運用
2億り夫婦はインヴァスト証券トライオートETFのビルダー機能を使ってカスタム自動売買をしています。500万円を入金して、ナスダック100トリプル(TQQQ)で、平均で週に12.5万円、月に54.2万円(8〜98万円)の利益を得ています。2020年4月に本格運用を始めて、8月までに500万円が900万円に増えました。
コロナショック分のボラティリティボーナスがあって好調です。暫定の年利回りは130%です。
上昇相場では誰でも利益が出せますが、そんなときになるべくリスクを抑えながら効率よく利益を積み増すことが重要です。
このページでは、次のことを順にご説明します。
②効率の良い運用方法とは?
③リスクを抑えて運用する方法は?
④運用実績・最適な利確幅は?
ETFナスダック100トリプルで自動売買をする理由
ナスダック100(ナスダック100トリプル)指数とは?
そもそもナスダック100トリプル(TQQQ)とはどのような指数なのでしょう?
ナスダック100トリプル(TQQQ)はナスダック100指数(QQQ)を3倍した株価指数です。
そもそもナスダック100指数とは、アメリカの株式市場の一つであるNASDAQに上場する時価総額上位100社の銘柄から構成される株価指数です。銘柄数はナスダック市場全体の4%程度ですが、時価総額ベースでは約75%を占め、GAFAM(Google(持株会社アルファベット)、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)に代表される世界最大級のテクノロジー企業が主力を占め、社会のテクノロジー化が進む流れの中で今後も中長期的な成長が見込まれる上に、ナスダック100の構成銘柄は定期的に入れ替えられます。つまり、常にいいとこ取りをしながら将来指数が上がっていくことが期待されます。
左上のグラフを見ていただくと、ダウ平均やS&P500指数と比較してもNASDAQ総合指数の長期的な上昇率が大きいことがわかります。ナスダック100トリプルはNASDAQ指数を3倍したものなので、非常に大きな上昇を示しています。
一方で、ナスダック100指数のコロナショック時の下落率は他の指数よりも小さく(左下の図)、ここでもテクノロジー企業の強みが出ています。
基本的にナスダック100指数(QQQ)は細かく上下しながら長期的に上がっていくことが想定されています。ナスダック100トリプル(TQQQ)はナスダック100を3倍した指数なので、激しく上下しながら長期的に上昇していきます。
ナスダック100トリプルで自動売買する理由
上記のように、ナスダック100指数は激しく上下しながら長期的に上昇していくことが期待できます。
この動きは、「下がったら買い、上がったら売る」という自動売買のシステムにうってつけです。特に、長期的に上昇していく中で複数回利確してくれるポジションが増えれば増えるほど、現物を長期保有するよりも利益率が上がります。
模式図(左)では、10USDごとに利確するトラップを仕掛けています。この場合、100→150USDに上昇する間に7回利確してくれますから、利益は10 x 7 = 70 USDとなります。一方で長期保有する場合(右)の利益は150 − 100 =50 USDです。
なお、自動売買と長期保有はどちらがいいというわけではなく、どちらもやればいいと思います。実際に2億り夫婦もトライオートETF自動売買以外にCFDなどにも資金を回して両方やっています。
トライオートETFナスダック100トリプル効率の良い運用方法とは?
2億り夫婦は現在下記の2つのメニューで運用しています。
ナスダック100トリプル_ヘッジャーの仕組みを詳しく知りたい方は、以前にまとめたこちらのページを御覧ください。
リンク:【ナスダック100トリプル_ヘッジャーの仕組みを大解剖!! (新設定対応)】
ヘッジャーより資金効率を40%アップさせたい方(あとで説明します)には、カスタマイズした自動売買のシステムをおすすめします。
2億り夫婦の単純なナスダック100トリプル自動売買システム:1 USDおきにトラップを設定
実際には2億り夫婦は複数の利確幅でカスタム自動売買を運用していますが、ここでは利確幅10 USDを例に挙げて説明します。
1 USDおきにトラップを敷き詰めて、それぞれのトラップから10 USD上昇したところで決済されるように設定します。
111-120 USD
121-130 USD
131-140 USD
…
他の利確幅で設定するときも同様です。実際の注文方法はこのページの一番下にスクショとともに載せておきます。
イメージとしては下の図(左)を再び載せておきます。
ナスダック100トリプル-3つの運用法の成績比較
2億り夫婦は、2020年4月頃から利確幅10、利確幅4.5、ヘッジャーの3つを運用して運用実績を比較しました。
●ナスダック100トリプル カスタム自動売買 利確幅10(数量10/ポジション)
●ナスダック100トリプル カスタム自動売買 利確幅4.5(数量5/ポジション)
●ナスダック100トリプル_ヘッジャー(数量10/ポジション)
数量と運用週数を揃えた場合の1週間あたりの利確額を比較すると、下記のようになります。
運用法 | 累積利確額/運用期間 |
利確幅10 | 7,095円/週 |
利確幅4.5 | 7,352円/週 |
ヘッジャー | 3,746円/週 |
稼働させているトラップ数が、カスタム自動売買では平均25、ヘッジャーでは18(ヘッジ用トラップ9つは停止して運用)なので、必要証拠金あたりの資金効率は、カスタム自動売買がヘッジャーよりも40%程度高いことになります。
(7,352/25 ÷ 3,746/18 = 141%)
実際に運用開始以来、コンスタントに「ヘッジャー < カスタム自動売買」の傾向が続いているので、2億り夫婦は次の結論に到達しました。
リスクを抑えたナスダック100トリプル自動売買をするには?
下落・暴落したときに含み損を抑えるには、稼働させているトラップの数を減らせばよいです。そこで、2億り夫婦は1セットあたり10トラップまでとして、同時に稼働させるのは30トラップ以下(3セット以下)にして運用しています。
例えば、2020年9月初めを例にとると、TQQQ = 175 USDあたりまで上昇したので、このときには、151-160, 161-170, 171-180 USDの3セットを稼働させ、あとは停止状態にしています。
その結果、一時的に110 USD付近まで下落しましたが、途中でポジションの増加が抑えられ、含み損の増加も抑えられています。一時期はさすがに累積利確分が吹き飛ぶ勢いでしたが、証拠金の500万円はそっくりそのまま無事です。
また、今年はアメリカ大統領選が控えていますが、もっと長期的な視野に立てばナスダック指数はまた上昇していく可能性が非常に高いので、何年でも気にせず持ちっぱなしで大丈夫だと考えています。
もちろん、ポジションを持たないことで収益のチャンスも減ることになりますが、利益を上げることよりもリスクを抑えることの方が重要です。
また、大概、暴落するときは一瞬で、戻るときはじりじり戻るので、回復し始めたと思ってから下の方で稼働を追加するのも手だと思います。
なるべくまめに停止しておくと、リスクを減らすことができます(同じ資金でも、より積極的に投資できる)。
なお、2億り夫婦は今回の下落がそろそろ落ち着くと考えて、120 USD付近でトラップの稼働を再開させています。アメリカ選挙戦でさらに下落するかもしれませんが、基本的にはナスダックがゼロになっても大丈夫なように資金管理しておけば、あとはトライオートETFが頑張ってくれるので放置が可能です。
トライオートETFナスダック100トリプルの運用利益(2020年9月)
トライオートETFナスダック100トリプル2020年9月の運用実績
8月のトライオートETFの運用収益は+451,815円でした。
9月は下落基調なので、8月までのような勢いはさすがにありませんね。
トライオートETFナスダック100トリプル最適な利確幅は?
順位 | 運用法 | 利確額(週平均) |
1位 | 利確幅10 | 7,753円 |
2位 | 利確幅7.5 | 7,683円 |
3位 | 利確幅4.5* | 7,127円 |
4位 | ヘッジャー* | 3,566円 |
利確幅7.5 USDはまだ運用を開始して間もないのですが、利確幅10と同様に好調です。このあたりは相場によって変わってくると思いますので、今後も比較を続けていきます。
トライオートETF ナスダック100トリプル 自動売買に必要な証拠金
トライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)の自動売買にはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。2億り夫婦の運用法を用いる場合で、次の設定を考えます。
この場合、稼働トラップは30個、その平均は125.5 USDなので、TQQQ = 40まで下落したときの含み損は、
(125.5-40) USD x 30トラップ x 1(数量/トラップ)x 105 (JPY/USD) = 260,325 円
となります。
数量1あたり27万円*
100 USDも下落することはないんじゃないの?と思うかもしれませんが、TQQQは結構落っこちます。
まずこのくらいは序の口。
コロナショックのときはこんな感じ。
コロナショックでは約75%に当たる90 USDの下落がみられました。また今回の2020年9月にも176→110 USDの下落がありました。下落率は約38%です。今後このままTQQQが上がっていけば、〇〇ショック時の下落幅の絶対値はさらに大きくなっていきます。
現時点では120 USDくらいの下落を見込んでおけば、まず安全かと思います。
ナスダック100トリプル(TQQQ)はナスダック100を3倍した指数なので、激しく上下しながら長期的に上昇していきます。この長期的な上昇を信じる限り、TQQQはリスクを完全に把握した上でひたすら順張りを繰り返せばよいので、とても効率的な投資が可能です。
つまり、利益が積み上がったらそれを証拠金にして数量(あるいは利確額の異なるセット)を増やして複利運用をしていくのが、もっとも効率の良い運用方法になると思います。
理想を言えば、〇〇ショックの後にまた上昇し始めた際に、さらに自動売買を仕掛けられると、大きな利益に繋がります。下落の程度に合わせて追加資金を投入できるくらい、余裕をもっておけるとよいですね。
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ナスダック100トリプル ETFカスタム自動売買の注文の仕方
最後に、インヴァスト証券トライオートFX/ETFのビルダー機能を使ったカスタム自動売買の注文の仕方をスクリーンショットでお示しします。
スクリーンショットの設定は
●レンジ幅 100 USD
●本数100 本(2億り夫婦の設定を真似したいときは10本にしてください)
●数量 1
●価格指定 130 USD(ここではレンジ幅が100 USDなので、31-130 USDに注文が入ります)
●利確幅 4.5 USD
●カウンター値 -4.5 USD (カウンター固定)
です。
例えば「61-70 USD」を発注する際には、
⑦ → 10 USD
⑧ → 10本
⑩ → 70 USD
⑪ → 10 USD
⑫ → 10 USD(カウンター固定にチェック)
を入力してください。
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