2億り夫婦の高金利通貨スワップ投資
2億り夫婦はメキシコペソと南アフリカランドを保有することで、月に約13.5万円を副業所得として得ています。
年間164万円のスワップポイントがつき、年間利回りは15.0%になる見込みです。
しばらくはスワップポイント(メキシコと南アフリカの政策金利)は回復しないと思います。現在、コロナショックの影響下で各社スワップポイントが低くなって、それでも現状の利回りで複利運用を続けると2036年には1億円に到達します。
目指すはスワップ投資だけでも1億円!
あと20年、どちらの国でもいいので数%の政策金利を維持してくれることを願っています。
FX初心者の方へー高金利通貨FX取引を解説
FX初心者方に、高金利通貨スワップ投資のご説明です。
高金利通貨とは?
メジャーな(人気の)高金利通貨は、メキシコペソ、南アフリカランド、トルコリラの3つになります。これらの通貨を取引できる証券会社は数多くあります。
スワップポイントとは?
例えばFXで日本円でメキシコペソを買うと、2つの国では政策金利が違うので、利息のようなものをもらうことができます。
2020年9月現在、日本とメキシコの政策金利はそれぞれ−0.1%、+4.5%なので、4.6%の差があります。この分の金利が毎日もらえることになり、それをスワップポイントと呼びます。
2億り夫婦が取引をしているトレイダーズ証券LIGHT FXでは、10万通貨あたり71円のスワップポイントが毎日つきます。現在だいたい1ペソ=5.0円ですから、1年間ペソを10万通貨(= 5.0 x10万 = 50万円)保有すると、年間スワップポイントは71円 x 365日 = 25,915円となります。
年間利回りは25,915 ÷ 490,000 = 5.2% となります。
設定されているスワップポイントは証券会社各社で異なりますので、条件のいい証券会社を選んで取引することが重要です。
リバレッジとは?
先程のメキシコペソの例を引き続き使います。50万円で10万ペソを買いましたが、これは言い換えるとリバレッジ1倍で取引をしたことになります。
FXでは、口座にお金を「証拠金」として預けることにより、リバレッジを効かせて取引することができます。
2億り夫婦はメキシコペソの場合、約3.0倍のリバレッジで取引をしています。つまり、先程の例では50万円で、3倍の30万ペソを購入しています。
年間のスワップポイントは3倍の77,745円、利回りも3倍で15.5%になります。
もちろんリスクも3倍です。メキシコペソが5円の約3分の2の1ペソ = 3.33円まで下がると、為替損益でゼロになってしまいます。実際にはそれよりも前にロスカットとなりゲームオーバーなので、ロスカットにならないようにリバレッジは低めに抑えておく必要があります。
メキシコペソの場合、2億り夫婦は2020年10月現在、3〜3.5倍程度であれば比較的安全と考え、その程度のリバレっジで運用をしています(南アフリカランドも3倍以下)。
外貨預金とFXの比較
外貨預金とは、簡単に言うとリバレッジ1倍で外貨を購入して保有することです。2020年9月現在、2億り夫婦が調べてメキシコペソ定期預金の条件がよさそうだった楽天銀行と、トレイダーズ証券LIGHT FXで比べてみます。
外貨預金 | FX | |
金利(スワップ) | 3.56%(1年定期) | 5.2% |
税金 | 税引き後2.84% | (保有している限りゼロ*) |
為替コスト(10万通貨当たり) | 20,000円 | 3,000円 |
リバレッジ | 1倍 | 〜25倍 |
破綻時 | 1,000万円まで保証 | 全額保証(信託保全) |
細かい点は割愛しているのでご了承頂くとしても、優劣は一目瞭然ですね。
なお、税金に関しては、LIGHT FXが非課税という意味ではなく、決済(買ったペソを売る)せずにずっと保有していればゼロ、という意味になります。これは、複利で運用するときに非常に重要なポイントです。次のシミュレーションでその差がよくわかります。
左のグラフから、外貨預金とリバレッジ1倍運用時のFXの成績の違いがよくわかります。FXのグラフが最後に折れ曲がっているのは、2050年に決済して税金が20%引かれるからです。またFXでリバレッジ3倍で運用した場合には30年後に3,000万円を超える計算です。桁が違って見にくくなるので右のグラフにだけ載せました。
このことから、複利運用のメリットと、リバレッジがどのように効いてくるかがおわかり頂けると思います。
どの高金利通貨がいい?
現在、高金利通貨(スワップポイントが高い)として人気があるのは主に、メキシコペソ、南アフリカランド、トルコリラの3つです。
メキシコペソ・南アフリカランドはレートがそこそこ安定していて、スワップ(+為替)で利益を上げやすい状況にあります。
一方で、トルコリラは長期的な下落トレンドが強く、いくらスワップ収入があっても為替で損をしてしまう可能性が高いです。
2億り夫婦はメキシコペソと南アフリカランドの2つの通貨でスワップ投資をしています。
取引の仕方
2億り夫婦はメキシコペソも南アフリカランドもコロナショックの前に下記の図の安いゾーン(グリーンのゾーン)に指値を入れて、リバレッジ約3倍でペソとランドを購入しました。
予想よりペソが下がりすぎて一時期全ポジションが刺さっていましたが、おかげでまずまず低いところでポジションを保有することができました。
メキシコペソ/円
セントラル短資FXダイレクト+:建玉合計346.7万通貨、平均レート4.938
トレイダーズ証券LIGHT FX:建玉合計110.6万通貨、平均レート4.726
南アフリカランド/円
ヒロセ通商LION FX:建玉合計212.3万通貨、平均レート6.552
実際の取引はお好みのスタイルで良いと思いますが、一括購入はおすすめしません。一番安いときなんて誰にもわからないからです。
「〇日ごとに●万円分ペソを買う」などと自分でルールを決めて複数回に分けて買うと、高値づかみを避けられますし、ストレスの軽減にもなります。積立やドルコスト法の考え方に似ています。一方で、相場がぐんぐん上がっていく場合には、ある程度まとめて買ってしまったほうがお得になります。
メキシコペソ口座を二つ持つ理由
2億り夫婦は海外にいたこともあり、これまで【セントラル短資FX】FXダイレクトプラスをメインで使っています。だいたいいつもスワップポイントが高いというのもセントラル短資を使っている理由の一つです。
2億り夫婦は2020年7月にトレイダーズ証券LIGHT FXに口座を開設して200万円の資金でメキシコペソのトレードを開始しました。セントラル短資FXダイレクトプラスはスワップポイントが毎年課税対象になりますが、LIGHT FXは決済したときにだけ課税対象になるので、複利で運用するのに有利です。また、スワップポイントが有利な証券会社の一つでもあります。
各社スワップポイントが上下するので、その都度総合的に条件が有利な口座をメインに積み立てていくのが良いかと思い、口座を二つ持つことにしました。
コロナショック後のメキシコ・南アフリカ情勢とスワップポイント
メキシコ情勢
メキシコ中銀はすでにコロナショックのときから11回連続となる利下げ(−0.25%)を決定し、2020年初めには7.25%あったメキシコ政策金利は4.25%になりました。ただ、9月に予想したように、これまで0.5%ずつ利下げをしていたのに対して、今回の利下げ幅は0.25%となり、利下げペースが緩まってきました。
これはおそらく9月の消費者物価指数が昨年9月より4.1%高く、メキシコ中銀の目標インフレ率を越えてきたからだと思われます。
次回の11/12の会合では利下げを継続するか、4.25%を維持するかが焦点となりそうです。据え置きとなる場合はペソは上昇するかもしれませんが、それよりも利下げとなった場合に失望感から下落するリスクも高そうです。
2億り夫婦がメキシコペソの運用にメインで使用中の【セントラル短資FX】FXダイレクトプラスでは、現在スワップポイントが7円で維持されていて安定しています。コロナショック後はメキシコの政策金利も低下していますので、だいたい7円前後が業界最高水準ということになります。
トレイダーズ証券LIGHT FXも7.1円を維持していて頑張ってくれています。
南アフリカ情勢
南アフリカランド/円は7月下旬に6.5円を越えて好調でしたが、その後いつもの経済・コロナ感染の先行き不透明感と米中対立悪化を受けて6円を一時割り込みました。
そして、9月17日の南ア中銀会合では、今年になって初めて政策金利が据え置き(3.50%のまま)となりました(ちなみに2020年初めは6.25%)。
ちなみに、南アフリカは
●国営電力会社エスコム関連の負債問題
●米中対立激化懸念(南アフリカ経済は中国と結びつきが強いので、米中対立が悪化するとランドは下落します)
●南アフリカ国内における新型コロナウイルスの感染再拡大リスク
がほぼ常にあっていつもだいたいぐだぐだです笑。
2億り夫婦は引き続き南アフリカランドをハイリスク通貨と考え、1ヶ月のスワップ分のみを原資にしてレバレッジ3倍で積み立てています(新たな資金投入は当面しません)。
2億り夫婦が南アフリカランドの運用に使用中のヒロセ通商【LION FX】では、引き続きスワップポイントが6円と低空飛行ですが、メキシコペソと同様、コロナショック後は政策金利が下がっていますので、だいたい6円前後が業界最高水準ということになるようです。ただ、最近はトレイダーズ証券が7.1円と頑張っているようなので、メキシコペソの取引も含めてトレイダーズ証券LIGHT FXで口座開設をしておけばあまり間違いはなさそうですね。
2億り夫婦の高金利通貨スワップ投資実績
それでは2億り夫婦の高金利通貨スワップ投資の運用状態をご紹介します。
現在の保有状況は下記のようになっています(10/10夜時点)。
メキシコペソ FXダイレクト+ |
メキシコペソ LIGHT FX |
南アフリカランド LION FX |
|
保有通貨量 | 3,467,000 | 1,106,000 | 2,123,000 |
平均レート | 4.938 | 4.726 | 6.552 |
評価損益 | +199,467 | 298,346 | -18,639 |
スワップ累積額 | +509,408 | +56,715 |
+290,841 |
メキシコペソと南アフリカランドを合わせると、
メキシコペソ:年間スワップ117万円見込み
現在650万円分をメキシコペソで運用中ですので、【セントラル短資FX】FXダイレクトプラスのスワップポイント7円、トレイダーズ証券LIGHT FXのスワップポイント7.1円に基づいて計算すると、
になります。
南アフリカランド:年間スワップ46万円見込み
2億り夫婦は南アフリカランドに400万円を投入して運用しています。
ヒロセ通商【LION FX】のスワップポイント6円に基づいて計算します。
になります。メキシコペソと同様、このスワップポイントがずっと続くわけではないと期待しますが、当面は溜まったスワップ分で積み立てるだけの方針です。
トルコリラは運用しないの?
さて、メキシコペソ・南アフリカランドと並んで高金利通貨人気三兄弟のトルコリラですが、2億り夫婦は2019年に勝ち抜けしてからしばらく運用していません。
トルコの政策金利が8.25%と、2019年の最高時と比較して約1/3にまで低下していること、地政学的リスクが常にあること、コロナウィルス感染収束をまだ見込めないこと、エルドアン大統領が利上げ大嫌いなことなどが理由です。
以前から12-13円あたりまでしっかりと低下した際に再開したいと書いていますが、2020年9月には実際に13円台まで下落しましたね。年始に19円台をつけていたので、今年だけで30%くらい下落しました。ちょっとこれだと手が出しにくいです。
2億り夫婦は、引き続き「16年後にスワップ投資だけで1億円突破」を妄想をしながら、明るく投資を続けていきます!
おすすめの証券会社は?
スワップを稼ぐのが目的ですから、証券会社選びは大切です。メキシコペソスワップ投資をする上で、常に条件が上位の証券会社各社のスワップ・スプレッドを表にしています。
コロナショックの影響で、証券会社によってスワップポイントが変動したりしなかったりですが、右往左往せずに長期的に安定して業界上位の条件を提供してくれる口座を選んでおくことをおすすめします。
南アフリカランドについても同様に、条件が安定して良い証券会社をご紹介します。
それでは、来週も良いトレードができますように。
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