2億り夫婦のトライオートETFナスダック100トリプル運用
2億り夫婦はインヴァスト証券トライオートETFのビルダー機能を使ってカスタム自動売買をしています。500万円を入金して、ナスダック100トリプル(TQQQ)を運用することで、平均で週に12.5万円、月に54.2万円(8〜98万円)の利益を得ています。2020年4月に本格運用を始めて、10月までに500万円が1,000万円に増えました。
コロナショック分のボラティリティボーナスがあって好調です。暫定の年利回りは130%です。
上昇相場では誰でも利益が出せますが、そんなときになるべくリスクを抑えながら効率よく利益を積み増すことが重要です。
2020年10月17日にリニューアルに伴い停止していたトライオートETFのビルダー機能も復活したので、トライオートETFで運用を始めるいいきっかけかもしれませんね。
このページでは、新しいビルダー機能の使い方を含めて、次のことを順にご説明します。
②効率の良い運用方法とは?
③リスクを抑えて運用する方法は?
④運用実績・最適な利確幅は?
⑤新しいビルダー機能の使い方
ETFナスダック100トリプルで自動売買をする理由
ナスダック100(ナスダック100トリプル)指数とは?
そもそもナスダック100トリプル(TQQQ)とはどのような指数なのでしょう?
ナスダック100トリプル(TQQQ)はナスダック100指数(QQQ)を3倍した株価指数です。
そもそもナスダック100指数とは、アメリカの株式市場の一つであるNASDAQに上場する時価総額上位100社の銘柄から構成される株価指数です。銘柄数はナスダック市場全体の4%程度ですが、時価総額ベースでは約75%を占め、GAFAM(Google(持株会社アルファベット)、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)に代表される世界最大級のテクノロジー企業が主力を占め、社会のテクノロジー化が進む流れの中で今後も中長期的な成長が見込まれる上に、ナスダック100の構成銘柄は定期的に入れ替えられます。つまり、常にいいとこ取りをしながら将来指数が上がっていくことが期待されます。
左上のグラフを見ていただくと、ダウ平均やS&P500指数と比較してもNASDAQ総合指数の長期的な上昇率が大きいことがわかります。ナスダック100トリプルはNASDAQ指数を3倍したものなので、非常に大きな上昇を示しています。
一方で、ナスダック100指数のコロナショック時の下落率は他の指数よりも小さく(左下の図)、ここでもテクノロジー企業の強みが出ています。
基本的にナスダック100指数(QQQ)は細かく上下しながら長期的に上がっていくことが想定されています。ナスダック100トリプル(TQQQ)はナスダック100を3倍した指数なので、激しく上下しながら長期的に上昇していきます。
株価指数でも必ずしも長期的に上がっていかないものも多くありますが、TQQQは長期的に上昇する可能性が高いことから、ショートする(売りを持つ)ことを考えなくていい(いずれ上がるので暴落してもずっと保有していればいい)という利点があります。
ナスダック100トリプルで自動売買する理由
上記のように、ナスダック100指数は激しく上下しながら長期的に上昇していくことが期待できます。
この動きは、「下がったら買い、上がったら売る」という自動売買のシステムにうってつけです。特に、長期的に上昇していく中で複数回利確してくれるポジションが増えれば増えるほど、現物を長期保有するよりも利益率が上がります。
模式図(左)では、10USDごとに利確するトラップを仕掛けています。この場合、100→150USDに上昇する間に7回利確してくれますから、利益は10 x 7 = 70 USDとなります。一方で長期保有する場合(右)の利益は150 − 100 =50 USDです。
なお、自動売買と長期保有はどちらがいいというわけではなく、どちらもやればいいと思います。実際に2億り夫婦もトライオートETF自動売買以外にCFDなどにも資金を回して両方やっています。
トライオートETFナスダック100トリプル効率の良い運用方法とは?
2億り夫婦が比較したナスダック100トリプル運用法
2億り夫婦は2020年にナスダック100トリプル_ヘッジャーを含め、複数のナスダック100トリプル運用法を実際に試して比較してみました。
医師であり、科学者である2億り夫婦は、信頼性の高いデータに基づいた資産運用を目指しています。そして、信頼性の高いデータとは、後ろ向きではなく前向きのデータです。
過去のデータをもとにしたバックテスト(後ろ向きデータ)の結果ももちろん参考になりますが、バックテストの結果を元に考えた運用法が実際にうまくいくのか、前向き試験で検証することは大切です。
(ちなみに、医療の世界では後ろ向き試験の結果で標準的治療を変えることはほとんどなく、信頼性の高い前向き試験の結果を踏まえて、はじめて治療法を変更することが多いです)
そのような考えから、2億り夫婦は下記の複数のメニューでトライオートETFを運用して、前向きに運用結果を比較してきました。
●ナスダック100トリプル カスタム自動売買 利確幅10 USD
●ナスダック100トリプル カスタム自動売買 利確幅7.5 USD
●ナスダック100トリプル カスタム自動売買 利確幅4.5 USD
●ナスダック100トリプル_ヘッジャー
仕組みは単純で、例えば利確幅を10 USDにする場合には1 USDおきにトラップを敷き詰めて、それぞれのトラップから10 USD上昇したところで決済されるように設定しました。
ナスダック100トリプル-複数の運用法の成績比較
成績比較の結果です。カスタム自動売買のいずれの利確幅も効率よく利確してくれることがわかります。なお、最適な利確幅はそのときの相場によって異なります。
運用法 | 週平均利確額 |
利確幅10 USD | 7,699円/週 |
利確幅7.5 USD | 9,751円/週 |
利確幅4.5 USD | 7,188円/週 |
ヘッジャー | 3,566円/週 |
この結果から、「利確幅7.5 USDが一番いい」と結論づけるのはおすすめしません。
例えば、上の表を集計した1か月前の週平均利確額は、「利確幅10 USD」が1位でした。結局このあたりの順位はその時の相場の振幅幅で容易に変わりますので、一つの利確幅に決めない方が、「利確されない」リスクを避けることができると2億り夫婦は考えています。
「ナスダック100トリプル_ヘッジャー」は選ぶだけで簡単に自動売買ができるところが売りなので、資金効率をそこまで求めないけれど自動売買ETFの醍醐味を体験してみたいという方はナスダック100トリプル_ヘッジャーの運用でいいと思います。
ナスダック100トリプル_ヘッジャーの仕組みを詳しく知りたい方は、以前にまとめたこちらのページを御覧ください。
リンク:【ナスダック100トリプル_ヘッジャーの仕組みを大解剖!! (新設定対応)】
ヘッジャーより資金効率を40%アップさせたい方(あとで説明します)には、カスタマイズした自動売買のシステムをおすすめします。
2億り夫婦のナスダック100トリプルカスタム自動売買:資金効率が40%アップ
実際には2億り夫婦は複数の利確幅でカスタム自動売買を運用しています。
仕組みは単純で、例えば利確幅を10 USDにする場合には1 USDおきにトラップを敷き詰めて、それぞれのトラップから10 USD上昇したところで決済されるように設定します。
他の利確幅で設定するときも同様です。
リニューアル後の実際の注文方法はこのページの一番下にスクショとともに載せておきます。
稼働させているトラップ数が、カスタム自動売買では平均25、ヘッジャーでは18(ヘッジ用トラップ9つは停止して運用)なので、必要証拠金あたりの資金効率は、カスタム自動売買がヘッジャーよりも40%程度高いことになります。
(7,352/25 ÷ 3,746/18 = 141%)
実際に運用開始以来、コンスタントに「ヘッジャー < カスタム自動売買」の傾向が続いているので、2億り夫婦は次の結論に到達しました。
以上のことを踏まえて、2020年10月以降、2億り夫婦は以下の運用をしています。
リスクを抑えたナスダック100トリプル自動売買をするには?
下落・暴落したときに含み損を抑えるには、稼働させているトラップの数を減らせばよいです。そこで、2億り夫婦は同時に稼働させるのは30トラップ以下にして運用しています。
例えば、2020年9月初めを例にとると、TQQQ = 170 USDあたりまで上昇したので、このときには、151-180 USDの3セットを稼働させ、あとは停止状態にしています。
その結果、一時的に110 USD付近まで下落しましたが、途中でポジションの増加が抑えられ、含み損の増加も抑えられています。一時期はさすがに累積利益が吹き飛ぶ勢いでしたが、証拠金の500万円はそっくりそのまま無事です。
また、今年はアメリカ大統領選が控えていますが、もっと長期的な視野に立てばナスダック指数はまた上昇していく可能性が非常に高いので、何年でも気にせず持ちっぱなしで大丈夫だと考えています。
もちろん、ポジションを持たないことで収益のチャンスも減ることになりますが、利益を上げることよりもリスクを抑えることの方が重要です。
また、大概、暴落するときは一瞬で、戻るときはじりじり戻るので、回復し始めたと思ってから下の方で稼働を追加するのも手だと思います。
なるべくまめに停止しておくと、リスクを減らすことができます(同じ資金でも、より積極的に投資できる)。
なお、2億り夫婦は今回の下落がそろそろ落ち着くと考えて、120 USD付近でトラップの稼働を再開させています。アメリカ選挙戦でさらに下落するかもしれませんが、基本的にはナスダックがゼロになっても大丈夫なように資金管理しておけば、あとはトライオートETFが頑張ってくれるので放置が可能です。
トライオートETF ナスダック100トリプル 自動売買に必要な証拠金
トライオートETFナスダック100トリプル(TQQQ)の自動売買にはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。2億り夫婦の運用法を用いる場合で、次の設定を考えます。
この場合、稼働トラップは30個、その平均は125.5 USDなので、TQQQ = 40まで下落したときの含み損は、
(125.5-40) USD x 30トラップ x 1(数量/トラップ)x 105 (JPY/USD) = 260,325 円
となります。
数量1あたり27万円*
100 USDも下落することはないんじゃないの?と思うかもしれませんが、TQQQは結構落っこちます。
まずこのくらいは序の口。
コロナショックのときはこんな感じ。
コロナショックでは約75%に当たる90 USDの下落がみられました。また今回の2020年9月にも176→110 USDの下落がありました。下落率は約38%です。今後このままTQQQが上がっていけば、〇〇ショック時の下落幅の絶対値はさらに大きくなっていきます。
現時点では100 USDくらいの下落を見込んでおけば、まず安全かと思います。
ナスダック100トリプル(TQQQ)はナスダック100を3倍した指数なので、激しく上下しながら長期的に上昇していきます。この長期的な上昇を信じる限り、TQQQはリスクを完全に把握した上でひたすら順張りを繰り返せばよいので、とても効率的な投資が可能です。
つまり、利益が積み上がったらそれを証拠金にして数量(あるいは利確額の異なるセット)を増やして複利運用をしていくのが、もっとも効率の良い運用方法になると思います。
理想を言えば、〇〇ショックの後にまた上昇し始めた際に、さらに自動売買を仕掛けられると、大きな利益に繋がります。下落の程度に合わせて追加資金を投入できるくらい、余裕をもっておけるとよいですね。
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ナスダック100トリプル ETFカスタム自動売買の注文の仕方
最後に、インヴァスト証券トライオートFX/ETFのビルダー機能を使ったカスタム自動売買の注文の仕方をスクリーンショットでお示しします。
下記の10個のトラップを発注する場合を説明します。
まず、「ビルダー」→「ETFで作る」→「マルチカスタム」→「ナスダック100トリプル」を選択します(ナスダック100と間違えないようにしてください)。
その先はスクリーンショットでご説明します。
なお、ここではレンジ幅10 USDに10本のトラップを仕掛ける設定にしましたが、例えば100 USD幅に100本まとめて発注することも可能です。
稼働後に一つ一つのトラップのON/OFFを切り替えることができます(少し面倒ですが、注文画面はすっきりします)。
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