みなさんこんにちは。1か月ほど久しく動きがなかった2億り夫婦の高金利スワップ投資ですが、ちょうど2020年2月下旬にCOVID-19感染拡大による経済への悪影響を懸念した相場下落が始まると、メキシコペソ・南アフリカランドともにトラップにかかり始めました。
このような下落時にトラップにかかるということは、今の時点で十分に低い値でトラップが仕掛けられていることを示すものだと思います。
これからしばらく相場が低下するのであれば含み損が増えていくフェーズとなりますが、下がれば下がるほど有利なトラップを持つことができます。
将来のドル箱(ペソ箱・ランド箱)になることが期待できます笑。今ならスワップ投資を始めるいいタイミングなのではないかと思います。
高金利通貨スワップ投資運用実績
2億り夫婦は2019年に生活基盤を日本に移した関係で、2020年は高金利通貨スワップ投資を一から始めています。名付けて、”4層トラップ(MXN/JPY、ZAR/JPY)” 作戦です。
運用実績というほどまだ動いていませんが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴って2020年1月下旬に早速南アフリカランドが下落し始め、早速最初のトラップに引っかかりました。
2月下旬に入って、いよいよCOVID-19感染拡大が深刻になってきたため、メキシコペソも南アフリカランドもともに下落が始まりました。
まずはメキシコペソ/円の状況から。
2億り夫婦はグリーンのターゲットゾーン(画像に映っていないもっと下も含む)を4層に分けてトラップを仕掛け、下落するのを待ち構えています。
南アフリカランド/円はこんな感じです。
現在のポジションは下記のようになっています。
保有通貨 | 平均レート | 評価損益 | スワップ損益 | 合計損益 | |
ペソ | 360,000 | 5.548 | -16,480 | +88 | -16,392 |
ランド | 500,000 | 7.073 | -79,860 | +3,240 | -76,620 |
現時点では運用実績も何もなく、下落中に逆張りしているので当然評価損益はマイナスになりますが、これも将来のペソ箱・ランド箱のためです笑。
一応、下落局面でどのように評価損益がマイナスになっていくかもお示ししておいた方がいいと思うので、マイナスになっているときも隠すことなく大公開です。
2億り夫婦はもっと下値でたっぷりトラップを持って、さらなる下落をお待ちしています(一方でCOVID-19の早期収束も願っています)。
待っています!!
2億り夫婦の”4層トラップ” 高金利通貨スワップ投資作戦
2億り夫婦は2019年に生活基盤を日本に移した関係で、2020年は高金利通貨スワップ投資を一から始めています。名付けて、”4層トラップ(MXN/JPY、ZAR/JPY)” 作戦です(設定はこちら)。
2020年はまず800万円を高金利通貨スワップ投資で運用することにしました。
比較的高値圏は少ない通貨単位で、下落するほど通貨単位を増やしてポジションを持つ作戦です。
高値掴みをせず、下落して有利なポジションをとるのをのんびり待つスタイルなので、かなり地味かつ退屈な運用実績になると思いますが、最初のうちは不定期に更新していきます。
高金利通貨スワップ投資のリスク
高金利通貨スワップ投資の本質的なリスクに関しては下記の2点に注意する必要があります。
①高金利通貨は中・長期的に値下がりしていく可能性が高い
トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドなどの高金利通貨のレートは、長期的には下がっていく運命にあると考えていた方が良いです。
例えばTRYの場合、2017年には1リラ = 約30円だったのが、2019年末現在1リラ = 18円台にまで下がっています。
せっかく毎日スワップポイントをこつこつためても、値下がりで吹き飛んでしまっては元も子もありません。
高金利という謳い文句につられて高リバレッジで資金を投入した方達が退場となったのは、この点の認識とリスク管理が甘かったからではないかと思います。
MXNとZARに関しては長期的な下落が少し落ち着いてきたようにも思いますが、依然として低下のリスクがあります。
今後もこれらの通貨の相場が長期的に下がっていくという前提で、リスクを織り込んだ上でポジションを持ちましょう。特に、2019年に2億り夫婦のTRY/JPYスワップポイントの利益が為替損益で吹き飛ばなかったのは運が良かったからかもしれません。
かつ、以前は下落しても24%の政策金利によって為替損益が待てばカバーされましたが、現在は12%程度しかありませんので、カバーされる前にさらに下落していくリスクの方が高いと考えます。
以上のことから、2020年の2億り夫婦の方針としては、「よほど暴落しない限りはTRYはやらない」ことにしました。目安はとりあえず13-14円くらいでしょうか。
② 高金利通貨の金利も中・長期的に値下がりする可能性がある
上記の注意点1に関連しますが、これらの通貨の金利も高止まりするわけではありません。
再びTRYを例に挙げれば、トルコの政策金利は下記のように上下動しています。それに対してメキシコ、南アフリカはここ数年安定しているようです。
これらの通貨では長期的にはうま味がなくなる可能性があることを認識しておきましょう。
2億り夫婦の高金利通貨スワップ投資2019年からの反省点
普段あまり反省しない性格(夫)ですが、こと投資・FXについては自分の大切な資産ですし、真面目に向き合っております笑。
というわけで、2019年約157万円の利益が得たにも関わらず、反省点です。
FX初心者の方にとっては、このような反省点(多くの場合は失敗)を実際に体験することなく学ぶことができますから、「2億り夫婦の反省なんざ知るか」と言わず、読んでみてください。
①ポジションを持つタイミングが適当だった
2019年、仕事の合間にやっていた高金利通貨スワップ投資は、チャートを見るのは1-2週に一度、そのとき相場レートが下がっていたら100万円分くらい買い足す、という適当な運用でした。
手間をかけないという点ではなかなか快適だったのですが、適当だったが故に、レートが下がっていても有利なポジションを持つタイミングをたくさん逃しました。
そこで、2020年はもう少し体系的に仕掛けて、有利なレートを逃さないようにしています。
②TRYは安全か?TRYのスワップはお得か?
2019年版にも記載しましたが、トルコリラ/円(TRY/JYP)でスワップポイントの利益が為替損益で吹き飛ばなかったのは運が良かったからかもしれません。エルドアン大統領は基本的に政策金利を下げていく方針ですし、政策金利低下に伴って今後もTRYの下落が続く可能性が高いと思います。
しかも2019年には政策金利が約半減(24%→12%)しています。
以前の高金利時代には、退場にならなければ為替損益をスワップポイントで取り返すのも比較的容易でした。
例えばレートが半減した場合、大雑把に金利24%なら2年間退場にならなければ取り返せましたが、金利12%でレートが半減したら、取り返すのに4年かかります。
その間にさらにレートが下がれば、もはや何をやっているのかわからなくなります。
というわけで、2020年2億り夫婦はTRYスワップ投資から一旦手を引きます。13-14円くらいまでもし暴落すれば、様子をみて少し買ってみたいと思います。
2億り夫婦の高金利通貨スワップ投資基本方針2020
上記の反省点を踏まえて、2億り夫婦の高金利通貨スワップ投資の基本方針です。
②MXN/JPYとZAR/JPYで体系的に有利なポジションを取りに行く。
詳しい内容は以下になります。
“4層トラップ”作戦
2億り夫が運用中の”4層トラップ”作戦についてご紹介します。
FX初心者の方で4層トラップだと少しハードルが高いという場合は、2億り夫婦のステップアップFX-「STEP2 毎日スワップを稼ぐ!」で少ない証拠金から始められる方法をご紹介しています(主に2億り妻が運用中の方法です)ので、ご参照ください。
(1) メキシコペソ/円(MXN/JPY): 500万円運用
①4.52−5.70円をターゲットにする
過去のMXN/JPY下限は4.962円なのと、あまり高値づかみはしたくないということから、今後の下落の可能性も加味して4.52円までトラップを設定することにしました。
②0.02円(2銭)刻みで4層に分けて買い注文を出す
2層目:5.22-5.50、4万通貨単位ずつ15個
3層目:4.72-5.20、6万通貨単位ずつ25個
4層目:4.52-4.70、8万通貨単位ずつ10個
③おすすめの証券会社は?
スワップを稼ぐのが目的ですから、証券会社選びは大切です。先日(2020年1月)チェックした証券会社各社のスワップ・スプレッドです。
証券会社 | スワップポイント/日 | スプレッド |
セントラル短資 | 11円 | 0.2銭 |
みんなのFX | 10円 | 0.3銭 |
LIGHT FX | 10円 | 0.3銭 |
ヒロセ通商 | 9.2円 | 0.4銭 |
時折これらの条件は変わりますが、常に全般的に条件のよいこれらの口座を選んでおけば無難かと思います。口座開設は下記のリンクからどうぞ。
④”4層トラップ作戦”のコンセプト
(A) 1層目はまずまず引っかかりやすいけど、比較的高値なので少量だけ保有する。
(B) 2層目は引っかかればまずまずのポジションなので少し重めに持ちます(4万通貨単位)。
(C) 3層目〜4層目はおそらくしばらく引っかからないだろうが、引っかかればかなり有利なポジションなので、比重を上げて(6〜8万通貨単位)長期保有に持ち込む。
(D) 下層に行くほど保有単位数を多くしているのは、ポジションの平均値を下げるため。例えば4.52円まで全てのポジションを保有したときの平均値は4.945円(合計310万通貨単位、1454.4万円分)。全て均等に保有した場合の平均値は5.110円。
⑤さらに下落したときのリスク
2億り夫婦的にはリスクをここで明確にしておきます。
3.5円までの下落は今のところまず考えにくいので、500万円をメキシコペソ投資にまわすことにしています。
(2) 南アフリカランド/円(ZAR/JPY): 300万円運用
①6.13−7.39円をターゲットにします。
過去のZAR/JPY下限は6.462円なのと、あまり高値づかみはしたくないということから、この範囲を設定しました。
②0.03円(3銭)刻みで4層に分けて、下記のように買い注文を出します。
2層目:6.73-7.00、4万通貨単位ずつ10個
3層目:6.43-6.70、6万通貨単位ずつ10個
4層目:6.13-6.40、8万通貨単位ずつ10個
③おすすめの証券会社
先日(2020年1月)チェックした証券会社各社のスワップ・スプレッドです。
証券会社 | スワップポイント/日 | スプレッド |
Light FX | 151円 | 0.9銭 |
JFX | 150円 | 0.9銭 |
ヒロセ通商 | 150円 | 0.9銭 |
FXプライムbyGMO | 138円 | 3.0銭 |
みんなのFX | 120円 | 0.9銭 |
口座開設は下記のリンクからどうぞ。
④”4層トラップ作戦”のコンセプト
コンセプトはMXN/JPYと一緒です。なお、MXNのほうがZARと比較して投資先としての格付けが上で、メキシコはアメリカの隣で地政学的にも安定、それに対して南アフリカはまだまだアメリカと中国の貿易交渉の行方次第で下落リスクが高そう、と考えているので全体的にMXNの方に厚めに資金を回します。
⑤さらに下落したときのリスク
仮に全てのポジションを保有した時、計206万通貨単位、平均6.588円、合計1,357万円分になります。
5.3円までの下落は今のところまず考えにくいので、300万円を南アフリカランド投資にまわすことにしています。