43万マイル、これは2億り夫婦がアメリカ留学中に夫婦でクレジットカードを発行して獲得した総マイレージポイントです。東京ーサンフランシスコ往復特典航空券の発券に必要な最低マイル数がJAL、ANAともに4万マイルなので、なんと10往復分です。正確にはアメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空の3つの航空会社で貯めたものなので積算はできませんが、かなりのマイル数であることがわかっていただけると思います。しかも、2億り夫婦は普通に生活をしてこれを貯めました。外勤バイトなどができない留学生活において、とても大きな副収入です。今回は日本とは違うアメリカのクレジットカード事情とおすすめカードについてまとめていきたいと思います。
アメリカのクレジットカード事情
アメリカはキャッシュレス社会です。コーヒー1杯でもカードで払うのが普通なので、持ち歩くのはカード数枚と最低限の現金だけという人も少なくありません。しかし、残念ながら渡米後すぐにクレジットカードを作ることはできません。アメリカでのクレジットカード作成にはクレジットヒストリーが必要だからです。その他にも、いくつか必要なものがあるので次の項にまとめます。
アメリカでクレジットカードを作るのに必要なもの
1.銀行口座
私達は渡米後すぐに住居を決め、Citi bankで口座の開設をしました。必要書類は、パスポート・ビザ、住所が確認できる書類(アパートの賃貸契約書)、DS2019でした。ソーシャルセキュリティーナンバーはまだ取得できていませんでしたが、特に問題なく手続きは済みました。留学中の銀行口座開設とお得情報についてはこちら【準備中】にまとめているのでご覧ください。また、三菱UFJ銀行を通して日本からアメリカのユニオンバンクの口座を開設するサービスもあるようです。
2.ソーシャルセキュリティーナンバー(Social Security Number:SSN)
SSNは個人に振り分けられる社会保障番号のことで、納税や年金制度、運転免許証の申請、そしてクレジットカード申し込みなどアメリカ生活の様々な手続きで必要となる個人識別番号です。日本のマイナンバーに相当するものですが、アメリカのSSNの方が重要度は高く、年収や職業、犯罪履歴などの個人情報ともリンクされています。アメリカ市民でなくとも、合法的にアメリカでの労働が許可された人にはSSNが発行されるため、研究留学をするほとんどの人は手続きをすれば発行してもらえます。
3.クレジットヒストリー
クレジットヒストリーとは、クレジットカードの利用履歴だけではなく、消費者ローン、住宅ローン、公共料金の支払い履歴などの個人の金融履歴のことです。アメリカではクレジットビューロー(信用情報機関)が、クレジットヒストリーを独自の方法で計算し、SSNに紐づけられた各個人にクレジットスコアと呼ばれる信用度の判定基準となる得点をつけます。つまり、渡米後すぐのクレジットヒストリーがない私たちは、信用度できるかどうかの審査すらしてもらえない状態であり、クレジットカードが作れないのです。クレジットスコアについては、次項で詳しく説明します。
クレジットヒストリーが構築されてアメリカのクレジットカードが作れるのはいつから?
クレジットスコアは「FICOスコア」という最低300点から最高850点の得点として算出されます。クレジットカード会社は、クレジットスコアを閲覧できるようになっていて、スコアをもとにカードの申請を承認します。日本でも最近はJ.ScoreなどAiによる信用スコアが話題になっていますね。
下の写真は、私の初めてのクレジットスコアです。具体的には渡米後すぐにANA CARD USA(事項に詳しくまとめています)を使いはじめることでクレジットヒストリーを構築し、5か月半後に初めてスコアがつきました。他の方のブログを読んでも、だいたいクレジットカードを使いはじめて半年ほどでスコアがつくのが一般的なようです。また、銀行口座を開設してすぐに発行してもらえるデビットカードの使用ではクレジットヒストリーは構築されないので注意してください。
アメリカ留学でおすすめのクレジットカード
最初に作る1枚! まずはクレジットヒストリー構築
発行会社: First National Bank of Omaha
年会費: $70 (初年度無料キャンペーン期間あり)
ボーナス: 初回利用で5000マイル
発行会社: First National Bank of Omaha
年会費: $20 プレミアムリワード費込み$70 (初年度無料キャンペーン期間あり)
ボーナス: 承認後初回の国際線利用で5000マイル
2億り夫婦は渡米後にANA CARD USAを発行し、アメリカでのクレジットヒストリーの構築をはじめました。年2回程ある初年度無料キャンペーン期間中だったので年会費は不要で、必要書類は、パスポート、ビザ、SSN、DS-2019(収入証明・雇用証明のため)、居住証明書(賃貸契約書、公共料金の請求書など)でした。申請から3週間程でクレジットカードが発行され自宅に届きました。ちなみに、アメリカではクレジットカードが発行されてから引き落とし口座を指定することが多く、本カードもインターネットで自分のクレジットカードのページにログインし口座を指定する仕組みになっています。また、ボーナス特典も下記に紹介するクレジットカードと比較すると見劣りしますが、初回利用で5000マイルがもらえたのでまずまずお得だったと思います。
お得なボーナス特典! アメリカでおすすめのクレジットカード
Delta: Delta SkyMile Gold
発行会社: First National Bank of Omaha
年会費:$99 (初年度無料)
ボーナス: 3か月以内に$2000ドル以上の利用で60000マイル
発行会社: Chase
年会費:$99 (初年度無料)
ボーナス: 3か月以内に$3000ドル以上の利用で60000マイル
American Airline:AAdvantage Platinum Select
発行会社: Citi
年会費:$99 (初年度無料)
ボーナス: 3か月以内に$2500ドル以上の利用で50000マイル
番外編(ビジネスカード)
American Airline:Citi Business/AAdvantage Platinum Select
発行会社: Citi
年会費:$99 (初年度無料)
ボーナス: 4か月以内に$4000ドル以上の利用で65000マイル
2億り夫婦は生活費をできるだけクレジットカード払いにして、夫婦で上記のクレジットカードを発行することでダブルでボーナスマイルを獲得しました。また、アメリカにはクレジットカード所持者が新規入会者を紹介することで紹介料としてマイルがもらえる紹介システム(Referral)も充実しており、夫はDeltaとUnitedのクレジットカードを私に紹介することで、合計2万マイルを獲得しました。さらに、彼は番外編にあげたAAdvantage Platinum SelectのBusiness cardを発行したので、ANA CARD USAと合わせて私たちは夫婦で合計43万5000マイルを獲得しました。出産費用などの臨時の支払いもありましたが、物価の高いアメリカ西海岸では普通に生活をしていればボーナス条件はクリアできる範囲でした。ここで挙げた以外にも、一定額以上の利用で数百ドルのキャッシュバックがあるカードなどもあるのでアメリカに長く滞在する人は挑戦してみてください。
以上のように、アメリカのクレジットカードの発行ボーナスは非常に充実しています。皆さんもアメリカ留学される機会があれば、上手に活用してください。また、アメリカでは一定条件のクリアにより数百ドルがもらえる銀行口座開設ボーナスもあるので(詳しくはこちらをご覧ください【準備中】)、こちらも是非ご活用してください。尚、上記のボーナス特典は数か月ごとに変更されるので、最新のものは公式ページでご確認ください。