みなさんこんにちは。メキシコペソと南アフリカランドにトラップをしかけて10週目になりました。運用開始7週目にCOVID-19によるコロナショックが始まると、メキシコペソ・南アフリカランドともに4層目の深層まで深くトラップが作動しました(というか結局4層目を突き抜けました…)。
年間205万円のスワップポイントがつき、年間利回りは25.6%になる見込みです*(現在コロナショックの影響で証券会社各社はメキシコペソ・南アフリカランドのスワップポイントを軒並み下げているので現時点での暫定値は17.4%です)。
今週1週間のメキシコペソと南アフリカランド
メキシコペソをめぐる動き
ロペス・オブラドール・メキシコ大統領が「中央銀行がペソの安定化のために準備金を使用することを望まない」と言い放ち、また原油相場も安定しないことから、今週ペソはおよそ4.6→4.36と円に対して5.2%下落して史上最安値を更新しました。コロナウィルス感染拡大を受けて、非常事態宣言が出されました。
南アフリカランドをめぐる動き
先々週に格付け会社ムーディーズが南アフリカのソブリン信用格付けを「Baa3」からジャンク級の「Ba1」に引き下げた影響と南アフリカでのコロナウィルス感染拡大の影響で、今週ランドは大雑把に6.1→5.7と、円に対して約6%下落して史上最安値を更新しました。
ちなみに非常事態宣言に続けて3週間の外出禁止令などが出されたようですが、すでに織り込み済みだったのか市場の反応は薄かったようです。
2億り夫婦のペソ・ランドをめぐる動き
先週、ムーディーズの信用格付けを下げたことを受けて、南アフリカランドが下がれば買うと書いたところですが、結局5.99で16万通貨買い足しました。そのあとさらに下落したので少し刺さりましたが、残り20−30万通貨の買い増し分は、もう少し様子をみてからにしたいと思います。
ペソに関しては思っていたより下落したので何も考えていませんでしたが、4.38に指値で8万通貨オーダーを入れていたのが決済されて少しポジションが増えました。
何れにしても、ペソもランドも史上最安値を更新中ですので、短期的にさらに買い増しする方針です。詳細はまた下に書きます。
メキシコペソ:年間スワップ79万円見込み
当面、【セントラル短資FX】FXダイレクトプラスのスワップポイント8円に基づいて計算します。
1層目:5.52-5.70、2万通貨ずつ10個 ←すべて保有
2層目:5.22-5.50、4万通貨ずつ15個 ←すべて保有
3層目:4.72-5.20、6万通貨ずつ25個 ←すべて保有
4層目:4.52-4.70、8万通貨ずつ10個 ←4.44/4.50/4.62/4.70の4個保有
(5層目:4層目を突き抜けたので手動で追加 ←4.38に8万通貨保有)
【平均レート = 5.032】
(A) 1層目はまずまず引っかかりやすいけど、比較的高値なので少量だけ保有する。
(B) 2層目は引っかかればまずまずのポジションなので少し重めに持ちます(4万通貨単位)。
(C) 3層目〜4層目はおそらくしばらく引っかからないだろうが、引っかかればかなり有利なポジションなので、比重を上げて(6〜8万通貨単位)長期保有に持ち込む。
(D) 下層に行くほど保有単位数を多くしているのは、ポジションの平均値を下げるため。例えば4.52円まで全てのポジションを保有したときの平均値は4.945円(合計310万通貨単位、1454.4万円分)。全て均等に保有した場合の平均値は5.110円。
(E) スワップが溜まって証拠金が増えてきたら、リバレッジ3倍前後の維持を目安にポジションを積み立てていく。
コロナショック中に手動でポジションを追加して、建て玉合計は270万通貨、平均レートは5.032になりました(計1,359万円分)。
【セントラル短資FX】FXダイレクトプラスのスワップポイント8円に基づいて計算すると、
2億り夫婦は400万円でメキシコペソ投資をしていますので、年換算の利回りは19.7%になります。このスワップポイントがずっと続くわけではないと期待しますし、現状がしばらく続いても19.7%ならかなりいいです。というわけで、メキシコペソ投資は続行します。
短期的に、メキシコペソは史上最安値を更新中ですので、さらに買い増しする方針ですが、原油をめぐる状況がまだ落ち着きません。
今週は週明けの電話会議の行方を見ながら、決裂してさらに下落したときに買い増ししたいと思います。メキシコ国内の新型コロナウィルスの感染拡大の状況によってはさらなる下落があるかもしれませんね。
長期的なメキシコペソスワップ投資の積み立て方針
予想よりはるかに早く・深くポジションをとることができたので、次のステップを計画しています。複利で運用していくのが最重要ポイントですので、基本的には積み立てていく方針です。
グラフからお判り頂けるように、うまく複利で運用すると、メキシコペソだけで2045年に1億円(25倍)、2054年に3億円(75倍)を越えます笑。単利では2045年に1,792万円にしかなりませんから、その差は歴然ですね。
積み立ての際に、長期的にポジションの平均レートがあまり上がらないよう、当面は下記のルールに従って機械的に毎月中旬に積み立てていきます。
ポジション平均に対する積み立て時のレート | 購入リバレッジ |
150%以上のとき | 買わない |
120%以上150%未満のとき | 1.2倍 |
110%以上120%未満のとき | 1.5倍 |
100%以上110%未満のとき | 2.0倍 |
90%以上100%未満のとき | 2.5倍 |
90%未満のとき | 3.0倍 |
この方法だと現在の3.3倍より確実にリバレッジが下がっていきますが、次の暴落時に資金を追加してある程度まとめて買い増すことで、3.3倍程度の維持を目安に運用を続けていきたいと思います。
南アフリカランドでも同様の運用をすれば、20−30年後にはどちらかは生き残っていてくれるのではないかと期待しています。高金利がいつまで続くかにかかっています。
南アフリカランド:年間スワップ61万円見込み
1層目:7.03-7.39、2万通貨ずつ10個 ←すべて保有
2層目:6.73-7.00、4万通貨ずつ10個 ←すべて保有
3層目:6.43-6.70、6万通貨ずつ10個 ←すべて保有
4層目:6.13-6.40、8万通貨ずつ10個 ←6.22-6.40の7個保有
(5層目:4層目を突き抜けたので手動で追加 ←5.99に16万通貨保有)
【平均レート = 6.590】
コンセプトはメキシコペソと同様です。ムーディーズの格付け引き下げを受けてもう少し暴落したら買い増そうと思って先週100万円を口座に追加しましたが、対して下落しなかったので引き上げました。
建て玉合計は198万通貨、平均レートは6.590、合計1,305万円分です。
今週ヒロセ通商【LION FX】のスワップポイントの平均が8.4円でしたので、
短期的には、南アフリカのコロナウィルスの感染拡大状況によって変わってくるかと思います。当面はもう少し下落リスクが高いと思いますので、適宜下がった時に買い増ししていく予定で考えています。
長期的な南アフリカランドのスワップ投資の方針
メキシコペソと同様に毎月機械的な積み立てによって複利で運用します。南アフリカランドの方が今のところ下落リスクがより高いと考えていますので、メキシコペソより少しリバレッジを低めに設定します。
ポジション平均に対する積み立て時のレート | 購入リバレッジ |
150%以上のとき | 買わない |
120%以上150%未満のとき | 1.2倍 |
110%以上120%未満のとき | 1.5倍 |
100%以上110%未満のとき | 1.8倍 |
90%以上100%未満のとき | 2.4倍 |
90%未満のとき | 3.0倍 |
高金利スワップ投資:年間利回りは15.3%見込み
メキシコペソと南アフリカランドのスワップポイントを合わせると、
のスワップが入ることになります。すでにスワップはたまり始めています。
保有通貨 | 平均レート | 評価損益 | スワップ損益 | 合計損益 | |
ペソ | 2,800,000 | 5.032 | -1,893,520 | +69,934 | -1,823,586 |
ランド | 1,980,000 | 6.590 | -1,807,660 | +70,638 | -1,737,022 |
先週からの1週間でスワップは+26,610円です。月に約114,000円ペースになります。
現在メキシコペソ・南アフリカランドともに400万円ずつ、合計800万円で運用していますから、2通貨ペアまとめた1年の利回りは17.4%になる見込みです。
メキシコペソ: 1,324/400 = 3.31倍
南アフリカランド:1,209/400 = 3.02倍
おすすめの証券会社は?
スワップを稼ぐのが目的ですから、証券会社選びは大切です。メキシコペソスワップ投資をする上で、常に条件が上位の証券会社各社のスワップ・スプレッドを表にしています。
コロナショックの影響で、証券会社によってスワップポイントが変動したりしなかったりですが、右往左往せずに長期的に安定して業界上位の条件を提供してくれる口座を選んでおくことをおすすめします。
南アフリカランドについても同様に、条件が安定して良い証券会社をご紹介します。